卵かけご飯大好きです。
私は高校生くらいのころから、 「卵かけご飯は世界で一番ぜいたくな食事なんだ」と思ってまして。 きっかけは、たまたま見たテレビ番組。
アフリカかどこかのあまり豊かでない国から 17〜18歳の3人の黒人青年が日本にホームステイに来る
ドキュメンタリーで、 さまざまな日本文化に触れたり、 体験し勉強をする彼らを追うという内容。
その番組の最後のほうで、番組スタッフが 「日本に来て食べたもので何が一番おいしかった?」 という問いに対し、ものすごくキラキラした瞳で 「タマゴゴハン」と答えたのがとても印象深くて。
ほら、外国の方が褒める日本の料理の定番って 寿司とかじゃないですか。 こんな身近な家庭料理が出てくるとは思わなかったのですよ。
そのときに、ふと 「ああ、卵を生で食べるのって、衛生的じゃない国ではできないのかも」 「主食がパンとかナンとかの類だと、卵かけご飯のようには できないよね。 米もタイ米だと別の調理法のが美味しいだろうし」 (↑当時丁度タイ米緊急輸入の頃でした) 「しかもたまごをごはんにかけて美味しく思えるのって醤油あってこそ だよね」
で、
「ああ、この青年たちが国に帰ったら、卵かけご飯は もう食べられないんだなあ……」 と思うと、庶民的料理(…料理?)の代表のような卵かけご飯が、 なんだかとんでもなく贅沢な食事のように思えてきたのでした。
いえ、もちろんどの国どの地域にも 美味しい食事・現地ならではの食文化というのは存在するとは 思うのですが、 寿司と並んで「生食」ということ自体が、 水が豊富でかつ衛生的という 得がたい日本の風土を 象徴しているような気がしたんですよね。 (今ふと思い立って調べてみたら、 生卵を常食する国って日本とアジアにほんの少しくらいしかない みたいですね。 うん。なんかやっぱりすごく特別だ!)
ちなみに、ちょうどきのうお昼ご飯のときに 相方が卵かけごはんに福岡土産の明太子を入れて食べてたので ひとくちいただいたら、これがまたすごい美味しかったのですよ。 卵と卵のコラボだね♪ ちなみに私は、かつおぶし入れるのも好きです。ウマウマ。
|